【体験談】集中できる環境と時間に繰り返し取り組む王道の方法がオススメ!

運送会社で20年近く(28歳から45歳まで)勤務していたノブといいます。
結婚・子供の出産など幸せなこともありましたが、仕事中、アキレス腱断裂などの大けがで松葉杖を強いられた生活、事故を起こしてしまうなど、辛いこともたくさん経験してきました。
ちなみに私が起こしてしまった事故は、重大事故ではなく物損事故(サイドミラー破損)。
会社の方針としては、事故があれば、重大事故も物損事故も関係なし。安全指導員から添乗教育や特別な指導(座学)を受けなければいけないので、当時の私はしぶしぶ受けてしました。
「何故、〇〇の時には△△するのか」など、安全確認の基本、安全に妥協しない精神がどれだけプロドライバーの資質として必要なのかも含めて、指導やカウセリングを受けていくうちに、いままで意識していなかった運行管理にも興味を持ち始めました。
【ノブさんの過去記事】
1.合格率が低い国家試験で不安だった
運送会社のリーダー研修を受講していたときのことです。
会社側から「運行管理者の資格を取得するために、運行管理者試験を受けて欲しい」という話がありました。
『私もそろそろ運行管理者の資格を取得したい』という気持ちが芽生えていたので、ちょうどいいタイミングと思い、すぐに試験の申し込みを行いました。
ちなみに、当時の私は、出庫・帰庫のときにトラック運転手の点呼を運行管理者の代わりに執行する”運行管理者補助者”に選任されていましたが、あくまでも補助的立場です。
運行管理者の業務、それに関わる知識についてはほとんどありません。
しかも、運行管理者試験は、”国家試験”。
「気持ちを引き締めて取り組まなければ…。」という強い決意のもと、すぐにトラック協会が主催する試験対策の研修会に予約しました。
いまでこそ、運行管理者試験の合格率は40%前後ですが、当時は大変厳しい合格率で20%台。本当に合格できるのか不安だったことを覚えています。
2.昔と合格率が異なる
- リーダー研修を受講していたメンバー
- 前回、不合格で試験に再挑戦しなければいけないメンバー
総勢30人くらいが受験に挑んだと思います。
昨年度、(会社の職員の)合格者が少なかったので、上司からは「試験を安易に考えてはならない。受験に備えるように!」という指示が出ました。
どうやら、過去、運行管理者試験の合格率は80%以上あった時代があり、運行管理者の資格を持つ先輩から「試験は難しくないから安心しろ!」と誤ったアドバイスを受けた人もいたようです。
3.私の勉強法
私が使用したテキストは「ユーキャン」です。
選んだ理由は【私が眠たくなりにくい(?)イラスト付きのカラー冊子だった】から…。
じつは、ユーキャンより先に購入したテキストがあったのですが、文字ばかりで、すぐに眠ってしまいそうだったので買いなおした経緯があります。
テキスト選びって本当に大事ですよね。
合わないテキストで勉強しても効果はないですし、勉強も嫌になってしまいます。
その甲斐あって何度も何度も読んで知識を身に付けることができました。とくにユーキャンのテキストは、重要なところには、太文字・色文字が使われていたのでわかりやすくて良かったですね。
〇間違えやすいところは”視える化”することを意識
テキストの内容を記憶するだけでは、試験に合格することはできません。私は、ある程度、知識を得たら試験対策研修で購入した”過去出題問題集”を繰り返し解き続けました。
内容を理解することも大事ですが、試験問題によっては表現が紛らわしく、知識があっても解けないことがあったので「過去問に慣れる」ことも必要です。
また、過去問題を解いては解答を確認することで、間違えやすい項目を”視える化”しました。
この作業に関しては、特に難しい事はありません。
間違える設問は理解していないので、問題を解くときに自信が持てない、迷いが発生するので表面化しやすいです。
あとは、100均で買ってきたノートに書き写し、自作の”苦手ピックアップノート”を作成することで、弱点を克服していきました。
〇まんべんなく勉強が必要
運行管理試験は「各項目の問題から1問ずつは正解しなければ不合格」になります。
なので、極端な話、他項目で高得点を稼いだとしても、1項目でも基準点数に満たなければ合格することはできません。
とくに、私は、食事のとき、好きなモノから食べる癖があるので、試験勉強も私が好きな項目だけに知識が偏らないように気を付けていました。
4.特別な方法は必要なし
なお、勉強法について、箇条書きにすると
(通常の勉強法)
- 過去問題を解いてみる
- 間違える項目を洗い出す
- 間違った部分を集中的に理解する
- 基準点数クリアするまで繰り返し解く
- 基準点数をクリアすれば問題をランダムにする
(試験前)
- 試験前日は夜早々に勉強を行う
- 早めの就寝
- 早朝4時に起き復習を兼ねて問題を解く(この段階では自信を持つ為に行う)
- 試験会場に早めに到着しリラックスして受験に取り組む
- 問題に迷わず回答を迷わない
私が運行管理者試験に合格したときの勉強方法になります。
いたって普通の方法なので目新しさはないかもしれません。
ですが、試験勉強に特別な方法は必要ないと思います。
インプットとアウトプットを繰り返す。
そして、集中できる環境と時間にきちんと取り組む王道の方法がいちばんオススメです。
5.勉強時間
運行管理者の試験会場では、一部、学生も見かけましたが、運行管理者を受験する人の多くは仕事を持っているので、休日や勤務後に勉強をするパターンになるかと思います。
ただ、私は、休日以外、勉強時間を設定することはしませんでした。
長時間、勉強をするよりも「いかに短時間で回転数を多くするか」を意識したやり方ですね。
特に、私は学生時代から、長時間、勉強をしても集中力が続かず、覚えた気になってしまうタイプでした。
また、無駄に問題と向き合う時間が長くなったり、最悪の場合、集中力が切れて、ゲームをしてしまうことも…。
だから、私は次々と問題・テキストを目を通し確認する作業を重視した…というわけです。
6.仕事との両立の仕方
運行管理者試験を受けるころの私の業務は事務が中心でしたが、トラック運転手であれば、長時間、ハンドルを握ることは避けられないですよね。
たとえば、翌日の勤務も控えている中、大変疲弊した状況で、集中力を持続させて勉強することは難しいです。
基本は、休日に勉強して覚えることになると思いますが、たとえ忙しくても、空いた時間を作り出して数十分だけでも勉強すれば大きな効果を得ることができます。
〇運行管理者補助者の仕事を体験してみる
運行管理試験を受験するにあたり、会社から受験を促され指示が入った場合には、運行管理者の補助者に選任してもらうか、点呼執行(模擬)をしてみるといいです。
①文字で覚える
②体験する
どちらが覚えやすいか、わかりますよね?
たとえば、点呼を行う際に確認する事項項目やアルコールチェッカーを目視確認、体調(疾病疲労の状況・酒気帯びの有無等)の異常有無、車輛の点検項目をきちんとされているか整備管理者との連携等を体験することは、イメージに繋がります。
もし運行管理補助者に選任してもらうことや模擬が難しい場合には、いまの運行管理者と雑談しながら、聞いてみるのも大変効果がありますよ。
勉強をして難しく理解出来ない場合は、ヒアリングするだけでも問題解消に繋がります。
〇朝活や休憩時間を利用する
とくに私が行ったのは…
朝やお昼休みに行う勉強時間を15分と決めたこと。
小さな目標を設定するやり方ですね。
集中力が高まる朝活なら、その効果は絶大です。
休日に勉強
それ以外、 疲れて勉強せず。
この場合、せっかく休日に長時間勉強しても、次の休日まで勉強ができないから、休日から次の休日までの間に、覚えたことを忘れてしまう可能性が高いです。
私も休日に時間をかけて覚えたことを忘れてしまった苦い記憶があります。
休憩時間の15分で知識を身に付けろとは言いません。
ですが、休日に植え付けた記憶を忘れないようにすることはできるはずです。
時間のない人は「覚えよう」ではなく「忘れないためにする」くらいの感覚で、空いた時間にリラックスして取り組むといいですよ。
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