【Gマーク取得】安全性の取組の積極性の対策とポイント!

「書類を揃えるのが大変!」
「加点されるための条件を理解するのが大変!」

このようにGマークの「安全性の取組の積極性」で頭を悩ませている担当者も多いのではないでしょうか。

私もはじめてGマークをしたとき「Ⅲ.安全性に対する取組の積極性」がいちばん苦労しました。

そこで今回は「【Gマーク取得】安全性の取組の積極性の対策とポイント!」について紹介していきたいと思います。

1.基準点数12点を上回る必要がある

【評価項目】
Ⅰ.安全性に対する法令の遵守状況(基準点数32点/配点40点)
Ⅱ.事故や違反の状況(基準点数21点/配点40点)
Ⅲ.安全性に対する取組の積極性(基準点数12点/配点21点)

Gマークの評価項目の中でいちばん配点は低いのですが、基準点数である12点を下回ると、他の項目で高得点を取っていても「不合格」になってしまいます。

この基準点数12点以上を取得するのが、正直、難しいです。

とある大手の運送会社に勤める知り合いは、引継ぎがない状態でGマーク担当をさせられため、イチから勉強したらしいのですが、かなり苦労した話を聞かされました。

中小企業の運送会社になると、なおさらです。
Gマーク申請だけで時間を取られるわけにはいきません。

2.年でもなければ年度でもない

Gマークの基準日は7月1日になっています。

そのため、すべて7月1日がベースになっているのですが「安全性の取組の積極性」も例外ではありません。

たとえば、過去1年間、過去3年間などの条件が出てきますが、その期間は、年度の1年(4月~翌3月)、暦上の1年(1月~12月)ではないんですね。

では、どのようになっているのか?

Gマークでは、基準日が7月1日なので 「安全性の取組の積極性」 の1年間は、7月2日~翌年7月1日になっています。

この期間を踏まえたうえで書類を揃えなければ、せっかく書類を揃えても「不合格」になることがあります。

3.11項目すべて揃えるのは困難

Gマークの「 安全性の取組の積極性 」は全部で11項目あります。

この11項目を見たとき、すべての項目について書類を揃えることができると思えますか?

「ウチの会社は公的機関から表彰をもらっていない」
「ISOなんてないぞ!」

このように感じるはずです。

無理してすべて揃える必要はありません。
…というか、揃えられる運送会社は少ないです。

それよりも、基準点数12点以上取得することを優先してくださいね。

4.安全性に対する取組の積極性の解説

11項目について詳細を紹介した記事を作成していますので、参考にしてください。

1.事故防止対策マニュアル等を活用している

2.事業所内で安全対策会議(安全に関する QC 活動を含む。)を定期的に実施している

3.荷主企業、協力会社又は下請会社との安全対策会議を定期的に実施している

4.自社内独自の運転者研修等を実施している

5.外部の研修機関・研修会へ運転者等を派遣している

6.特定の運転者以外にも適性診断(一般診断)を計画的に受診させている

7.安全運行につながる省エネ運転を実施し、その結果に基づき、個別の指導教育を実施している

8.定期的に「運転記録証明書」を取り寄せ、事故、違反実態を把握して、個別指導に活用している

9.グリーン経営認証や ISO(9000 シリーズ又は 14000 シリーズ)等を取得している

10.過去に行政、外部機関、トラック協会から、輸送の安全に関する表彰を受けたことがある

11.健康起因事故防止対策等輸送の安全に関する自主的、積極的、独創的、先進的又は高度な取り組みを実施している

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