ドライブレコーダの映像記録を活用するためのデータ管理方法とは?

ドライブレコーダを装着しているのであれば教育や指導に上手く活かしていきたいですよね。上手く活かせなければ宝の持ち腐れです。

 

そのためには、ドライブレコーダの映像データの回収と保存、そして保存した映像の分類整理などを行い、そのデータをもとに指導教育の準備をすることがポイントになります。

 

そこで、今回、ドライブレコーダで保存した映像の分類整理の方法について紹介していきます。

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1.データ回収と保存

データの回収は、乗務後点呼を執行した後に行い、パソコンに記録保存をする流れとなります。このとき、「Aさん」「Bさん」「Cさん」…というように、乗務員ごとのファイルを作成して保存しておくと個別指導をするときに活用しやすくなります。

 

2.データの抽出

ドライブレコーダの記録をパソコンに保存したら、その映像をチェックして、事故に繋がるヒアリ・ハットなどの場面を抽出します。トリガの設定によっては、この作業は膨大になってしまうので、指導教育しやすいトリガ設定にしておいたほうがいいです。

 

なお、効果的なデータの抽出を行うために、乗務後点呼のときに乗務員から、ヒアリ・ハットがなかったか聞けるような体制作りをしておくのもプラスに働きます。

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3.データの分類整理

事故やヒアリ・ハットの場面の分類整理の方法としては、

・事故類型に基づく分類

・行動類型

などさまざまな方法があります。

 

ちなみに【事故類型に基づく分類】とは、追突・出会い頭の衝突、右折時衝突などのじっさいに事故の状況に基づく内容であったり、ヒアリ・ハットがどのような事故に繋がる可能性があったかということに基づく分類になります。

 

【行動類型に基づく分類】とは、発進・加速・減速・停止・進路変更・右左折・追い越し・バック・ドアの開閉のときといった運転行動に基づく内容になります。

 

また、

①スピードオーバーや車間距離(あおり、不保持)、一時停止をしない、信号を無視する、安全不確認といった事故に繋がりやすい違反行為をまとめた内容

②交差点・直線路・カーブ・坂など事故が起きやすい道路形状に基づいた内容

③相手型対象別(歩行者・自転車・二輪車・普通四輪車・大型四輪車など)

④時間別

⑤天候別

⑥勤続年齢別

など分類方法もさまざまあります。

 

でも、これらを1度に分けるとなると、大変な労力がかかりますよね。まずはできるところから始めることがポイントになります。

 

たとえば、追突事故が普通自動車よりも多く、死亡事故に直結しやすいトラックの場合は、とくに②【交差点・直線路・カーブ・坂など事故が起きやすい道路形状に基づいた内容】を軸に取りまとめるなど、いま会社として取り組むべき問題を重点的に行うのがベストだと思います。

 

4.全体的データと個人的データ

事務所全体のデータを分類整理すると、「追突系のヒアリ・ハットが多い。」とか「交差点付近で多い。」「速度超過が多い。」といった特徴が見えてきます。

 

個人別データを整理した場合も、それぞれの特徴が見えてくるのですが、全体的なデータと個別データをあえて比較することで、【全体的には追突系のヒアリ・ハットが多いけれど、Aさんは、出会い頭系のヒアリ・ハットが多い】ということが見えてきます。

 

Aさんになぜ出会い頭系のヒアリ・ハットが多いのか…原因が運行経路に見通しの悪い交差点が多いなどルートにあるのか、安全確認を省略しがちなクセを持っているのか、適性診断の受診結果やAさんとの個別面接などのなかで、考えていく必要はあるのですが、このように事故回避のための教育・指導に利用できるメリットがドライブ・レコーダにはあるんですね。

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