ドライブレコーダー導入によって得られるメリット

車内等に搭載されたカメラにより運転状況を映像として記録する装置であるドライブレコーダは、衝突や急ブレーキなどの衝撃(トリガ)があった時点の前後数十秒を記録するタイプと常時記録するタイプがありますよね。

 

ドライブレコーダは、できるだけ運転者の目線と近い位置に取り付けているため、運転者目線での前方の映像を記録してあるので、複数台のカメラを設置することで車内や車両側面後方等の状況を記録することもできます。

 

今回は、そんなドライブレコーダー導入について紹介していきます。

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1.ドライブレコーダ導入のメリット

ドライブレコーダの導入のメリットは次の3点です。

(1)事故防止教材として利用できる

運転者目線での前方の映像が記録されているので、じっさいに運転していたときのリアルな状況が画面に映し出されるので具体的な指導が可能になります。

 

また、危険予知トレーニングやヒヤリ・ハッと事例分析などの教材として活用することができるので、教育する側もネタを考えずに教育することができるし、寝むそうな乗務員が映像に釘つけになるくらい興味を持って安全教育に参加してもらえるなど、映像はかなり役立ちます。

 

(2)事故発生したときの事実確認が簡単

ドライブレコーダには事故前後の映像が記録されますよね。だから、事故の発生状況がどのような状態なのか把握できし、過失の割合を判断するうえで重要な材料になります。

 

いままでトラックは車体が大きいというだけで、相手の過失が大きいにもかかわらず、会社の過失が大きいと認定されることもありました。そのような事実誤認を防止することに繋がり、それはイコール乗務員を守ることにも繋がります。

 

また、事故が発生するとお互い、自分の有利な意見を主張することが多く、必ずと言って過失認定を巡って争うことも多かったのですが、事故前後の映像が残ることで争う可能性もグンッと減ることにも繋がります。つまり、事故処理の迅速化になるとともに事故処理に要する費用も軽減できるといったメリットを受けることができるんですね。

 

(3)犯罪やトラブル防止に繋がる

複数台のカメラを有するようなドライブレコーダでは、車両前方の映像を撮影するだけでなく、車内撮影用のカメラにより車内の状況(機種によっては音声記録も可能)の映像を撮影することができます。いまは、バス・タクシーを中心に装着されているようです。

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2.ドライブレコーダの種類と選定

ドライブレコーダと一言で言っても本当にさまざまな種類があります。機能やデータの精度、導入費用等で異なりますが、県によってはトラック協会が助成しているところが多いので、導入前には所属している県ト協に問い合わせてみるといいですよ。

 

ちなみに、一般財団法人環境優良車普及機構の分類を紹介すると、ドライブレコーダは、主に次の4種に分かれるそうです。

【簡易型】

急ブレーキ時等の映像および簡易的に取得した車両速度情報を活用し、運転指導を行うタイプ

【標準型】

急ブレーキ時等の映像および車両速度情報を活用し、運転指導を行うタイプ

【運行管理連携型】

急ブレーキ時等の映像および車両速度情報による運転指導に加えて、運行管理面やヒアリ・ハット等の多角的な分析等から交通安全教育を行うタイプ

【スマートフォン活用型】

スマートフォンやアプリケーションの利用により事務所等に転送した急ブレーキ時等の映像および位置情報を活用し、交通安全教育を行うタイプ

 

ドライブレコーダの選び方については、会社の活用法や費用等を考えながら選ぶ必要があるけれど、いきなり全車両に設置するのではなく、一部の車両から段階的に取り付けるくらいの感覚で検討してみるのがお勧めです。

 

3.トリガの設定

常時録画型の場合、映像の検索と抽出にかなりの労力が必要になります。だから、トリガがあったときの前後数十秒を記録するタイプを選択しているのではないでしょうか。

 

トリガ:

記録を開始するキッカケ。急加速度、急減速、急旋回など、通常0.1Gから0.4Gの重力加速で記録が開始される。

 

なお、トリガをどの程度に設定するのかで記録される映像数も変わってくるので、設定をどうするのかがポイント。ちなみに大きめに設定すると、映像は少なくなり、データ抽出等の労力は激減する一方、軽微なヒアリ・ハットが記録されない可能性があります。

 

だからといって小さめに設定しておくとヒアリ・ハットが記録されるけれど、あまり重要でないヒアリ・ハットの映像が記録されるため、データ抽出する側としては大変です。

 

このように設定にも一長一短あるけれど、導入時にはトリガを少し大き目にしておいて、データ抽出等の作業やデータ分析になれるにつれて、トリガを小さめにしていく。そうすると、教育に活かせる多くのデータを得ることができるはずですよ^^

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