第一当事者となる死傷事故の事故類型で多いのは?ワースト8選

トラックドライバーは、毎日、運転しているので、自信を持っていると思いますが、逆にそれが慢心や過信に繋がり、事故を起こしてしまうこともあります。

では、一般貨物自動車運送事業において、第一当事者となる死傷事故で多い事故累計型は、どのようなものなのでしょうか?

事故が多い順に紹介していきますので、参考にしていただき、今後の事故防止につなげていただければと思います。

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1.追突【駐・停車中】(45.0%)

トラックの事故の原因のワースト1位は「追突【駐・停車中】」でした。

駐車・停車中の車両にそのまま走行して追突してしまう交通事故が全体の約45%を占めているというデータは驚きですよね。数で言うと約半数は「追突【駐・停車中】」ということになります。つまり、何か事故が起きたという連絡を受けたら、半数は「追突」が原因というわけです。

駐車中・停車中などの止まっている車両に追突するわけですから、トラックドライバーの前方不注意が原因の事故と言わざるをえません。

なかには、運転中にスマホや本を読んだりするなど、プロドライバーとして失格と言わざるを得ない内容で事故を起こしてしまう人もいます。トラックは事故=死傷者が発生する可能性が高いという認識がないことが原因なのかもしれませんね。

トラックドライバーは、長時間、拘束されるのでツライのはわかるけれど、だからといって安全運転を放棄していいことにはつながりません。自身も大きな事故を起こしてしまうと生活のすべてを失ってしまうことを忘れずに緊張感を持って運転したいですね。

2.出会い頭衝突(9.5%)

続いて、ワースト2位「出会い頭の衝突」
ワースト1位と2位の間には大きな差があるものの「出会い頭の衝突」も多いですよね。

ちなみに「出会い頭の衝突」は、主に信号のない見通しの悪い交差点内で起きている事故で、一時停止を無視したことで歩行者や自転車などと衝突してしまうことが多いです。

とくに「止まれ」の標識があるにもかかわらず、その標識を見落としてしまい、そのまま交差点内に侵入してしまい、優先車両とぶつかってしまった…という事故は本当によくありますよね。

一時停止線でしっかりと停止し、左右の安全確認をするなど、過信した運転をしないことが安全運転につながります。

3.追突【進行中】(7.3%)

交通事故ワースト1が追突【駐・停車中】だったのですが、なんとワースト3は、進行中の車に追突する「追突【進行中】」での事故です。

追突という事故をひとくくりにすれば、なんと追突の事故率は、全体の52.3%と脅威的な数字を残しています。

たとえ、いつも運転中にわき見運転をすることがなくても、会社からの電話や交通事情で遅延が発生したときなど、それが気になって運転に集中できずに(考え事をしてしまい)、それが注意散漫をもたらすことはよくあります。

追突事故の原因の主な理由はわき見運転動静不注視がほとんど。
気になることはあっても、前方や周囲への確認を怠ると、交通事故に繋がる可能性がグーンとアップするので、絶えず、運転に集中するよう心掛けることが重要です。

4.左折時衝突(6.0%)・右折時衝突(5.2%)

続いて、ワースト4位は「左折時衝突(6.0%)」ワースト5位は「右折時衝突(5.2%)」になります。

まず右折ですが、
・対向車を気にしすぎて歩行者を見逃していた。
・歩行者に視線を向けていたため、対向車が見えていなかった。
このように一点に集中していたため、それ以外が見えていないことによる事故が多いです。

では、左折での事故が少ないかといえば、逆に右折時よりも事故率が多い数字になっています。

その主な事故の原因は「巻き込み事故」

後方から自転車やバイクが走行してきているのもかかわらず、それに気が付かずにそのまま左折してしまい巻き込んでしまったというパターンが多いです。また、意外と横断歩道を渡っている歩行者や自転車に気づかずにそのままぶつかってしまった…というケースも多いです。

思い込みや安全確認不足が、事故の原因となっているようですね。

5.進路変更時衝突(4.5%)

進路変更前に3秒以上方向指示器を出していなかったり、事前に目視・サイド、バックミラーで安全確認していないがために、事故に繋がってしまったケースが多いです。

事前に数秒間、方向指示器を出していなければ、あなたがどのような走行をしようとしているのか、まわりはわかりません。だから、あなた自身が「大丈夫」と思っていても、たまたま、後方から来た車が速度を上げてしまったりすることもあるのです。

また、「さきほどまでまわりに車両がなかったから大丈夫だろう。」と安全確認をせずに進路変更すると、さきほどお店から出てきた車両が後方にいた…ということもあり得るのです。

6. 追越・追抜き(4.2%)

「荷物を早く届けたい。」
「早く目的地に到着したい。」

荷主の大切な荷物と到着時間が決められていたりするので、焦りから追越・追抜をするトラックドライバーっていますよね。

でも、じっさいには到着時間はさほど変わりません。
けれど、交通事故になる確率は格段にアップしてしまうんです。

また、先急ぎ運転は、血圧や脈も急上昇し、健康にも影響を及ぼすので、体にもよくありません。

リスクばかりがあがる一方でそのリスクに対して恩恵はほとんどないのが「追越・追抜き」なんですね。

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7.後退時衝突(3.7%)

公道では、全体の3.7%ですが、構内も含めると事故が多いのが後退時の衝突です。

事故が少ない運送会社でも、意外と構内で後退中にモノとぶつかってしまったという事故報告書が多いんですよね。その原因は大抵、安全確認せずに後退しているから。

安全確認したという人も、たいてい後退しながら、安全確認していることが多いです。

~しながら…ではなく、まずは安全確認してから後退することが大事です。

8.正面衝突(1.3%)

漫然運転やわき見運転で車線逸脱してしまい、正面衝突してしまったケースは、意外とあるんですね。

正面衝突すると車両もあなた自身も無事ではすみません。

かならずだれかが傷つくくらい大きな事故に発展してしまいます。

まとめ!

交通事故の原因を見ていて気が付いた方も多いと思いますが、どの事故にも共通するのは「安全確認不足」ですよね。

安全確認さえしていれば、事故は防げたはずなのに、それを怠ったために起きてしまっているのです。安全確認は面倒くさいと思うかもしれませんが、人間の目は完璧ではありません。人間の目の能力の限界があるからこそ、きちんと止まって確認しないと事故に繋がってしまうんです。

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