トラガールが増えるためにはトラック運送業界全体の努力が必要!

「トラガール」という愛称はだんだん身近になってきたのではないでしょうか?

トラック運送業界の話題は、交通事故やマナー違反などネガティブなイメージが多いけれど、このトラガールは別。

新聞やニュース・インターネットなどの報道機関も「トラガール」についてだけは好意的に報道してくれます。ある意味、トラック運送業界において、唯一の明るい話題かもしれません。

ただ身近になってきたとはいえ「トラガール」の知名度はまだまだでこれから。今後も定着させていかなければいけないのですが、どうやら女性が進出しづらい大きな壁が立ちはだかっているようです。

トラガールにおける問題とはどのようなものでしょうか?
紹介していきます。

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1.男性ばかりの職場だったことの弊害

「トラガール」という言葉は耳にするようになったけれど、じっさい運送会社にドライバーとして就職している女性の数でいえば、まだまだ少ない現状があります。

まずは、経営者が女性ドライバーの採用に躊躇してしまうこと。

じっさいトラックのドライバーは荷物を運ぶだけがお仕事ではなく、荷役作業や力仕事などをしなければいけないため「ケガをするかもしれない。」「荷物を破損してしまうかもしれない」「トラブルに巻き込まれるかもしれない」など、余計な心配をしてしまうことを避けたいという理由もあります。

しかし、問題はそれだけではありません。

この業界は、これまで男性ばかりの職場環境だったため、まわりの男性もどのように接していいのか戸惑いを感じていることが多いようです。なかには「女性ドライバーを採用すると職場の雰囲気が乱れるから止めてくれ」と感じている男性職員もいるとか。

そのため、車両数が少ない企業になればなるほど、女性事務員はいても、女性乗務員はほとんどいない…というわけなんですね。

2.まわりの協力と配慮が成功のカギ

私の知り合いに女性社長がいるのですが、その運送会社は「トラガール」をうまく活用していました。

もちろん、荷役の問題を考えて海上コンテナ輸送などを中心に、女性ドライバーのリーダーのもと、次々と新しいトラガールが生まれていました。

ただ、その一方でまわりも女性を受け入れる職場環境にしようとセクハラ防止の教育を徹底的にしたようです。もちろん、当本人は意識していなくても、知らず知らずのうちにセクハラになることがあるので、とくに気を付けたそうです。

その甲斐あって、問題を少しずつ解決していき、働きやすい環境を自分たちで切り開いたようです。

3.社内だけでなく社外にも問題がたくさん!

ただ、社内はセクハラ防止会議など教育を行うことで改善されていったけれど、社外は別ですよね。

たとえば、トイレの問題。
女性ドライバーが圧倒的に少ないので頭を悩まされる問題のひとつです。

そのため、納品先でも女性ドライバーへの理解を深めてもらう必要があります。理解してくれた納品先では、女性ドライバーが納品してきたときは、女性が立ち会うよう配慮してくれているらしいです。

もちろん、はじめから配慮してくれたわけでなく、女性ドライバーが過去にコンテナヤードで男性に付きまとわれたことがあったことが原因だったようです。そのことを所属している運送会社に報告したところ、その運送会社が納品先に対応策を要請したところ、いまのようなシステムになったんだとか。

ふつう運送会社は弱い立場にあるので「そのようなことを言われても困る。」と相談しても相手にしてくれないケースがほとんどなのですが、その運送会社は、会社全体で悩みを共有するシステムを構築していたので、速やかに行動に移し、納品先も理解を示したということのようです。

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4.ちょっとした工夫で改善!

また、その運送会社では、運行管理面でも配慮していて、納品先への到着が日の出前だと、まわりも真っ暗な状態なヤードでの荷卸し作業になるのですが、女性ドライバーには、日が昇ってから到着するような納品先に配車するようにしているそうです。

また、男性が気が付きにくい細かな点としては、ヘルメットの外側に「フルネーム」を書くのは遠慮したいという声です。納品先などで「〇〇ちゃん」と呼ばれたりするなど、ときに不快な思いをすることがあるからなんだとか。

そのため、会社の就業規則を変更し、フルネームはヘルメットの「内側」に。
そして、苗字のみヘルメットの「外側」に記載するよう変更したそうです。

5.少しずつ増加!マスコミも注目しはじめた!

…とはいえ、少しずつ女性ドライバーも増え始め、ニュースでも報道されていました。

まとめ!

トラガールを普及するためには、運送会社、そしてまわりの努力はいるけれど、いちど環境が変われば、トラック運送業界に対する目も変わってくるはずです。

お互い「とまどい」を感じるかもしれないけれど、「とまどい」を解消するようにお互いが意見交換をすれば、すぐにいままでの日常が戻り、また、さらにイイ職場環境を作ることができます。
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