他人毎ではない!スペアタイヤ脱落事故で整備管理者と運転手が書類送検!

運送会社のトラックが東名阪自動車道上り線を走行中、スぺアタイヤを落下し、それがもとで事故を誘発したとして、運転手と整備管理者を書類送検したことが話題になっている。

平成30年10月に大型車については、3ヶ月ごとの定期点検で確認しなければいけなくなったが、点検を甘く見ると痛い目に合う事例といえるだろう。

三重県四日市市の東名阪自動車道上り線で昨年3月、落ちていたタイヤに乗り上げ、車から降りた男性2人が後続の大型トラックにはねられ死亡した事故で、県警高速隊は24日、トラックの点検整備を怠りタイヤを落下させたとして、業務上過失致死の疑いで、愛知県の運送会社で整備責任者を務める50代男性を書類送検した。  

事故は昨年3月20日午前4時すぎに発生。男性2名がワゴン車で走行中、落ちていたタイヤに乗り上げ停車。車外に出た後にはねられた。 

yahooニュース「kyodo」
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2017年に起きた中国自動車道の事故と類似

ボクは、スペアタイヤ脱落事故といえば、2017年に中国自動車道で起きた事故を思い出します。

そうだ。あのときも軽自動車が大型トラックが落下させたスペアタイヤに乗り上げて故障し、後続の車両に巻き込まれて死亡事故に繋がった。あの事件がキッカケで定期点検の項目(点検項目にスペアタイヤ取付装置やツールボックスなど)が改正されたが、また同じような事故が起きてしまったな。

高速道路を運転しているときに、目の前に大きな落下物があるかと思ったらゾッとします。急には避けられないし、まわりの車両も速度が出ているから、重大な事故に繋がりますよね。

トラック運送会社に勤めている者にとって、落下物による事故は決して他人ごとではない。2017年度の高速道路での落下物は、約35万件。そのうち、1割は「自動車部品類」というデータもある。

高速道路各社の落下物処理件数(2017年度)は約34万5千件。1日当たり900件を超えている。このうち、タイヤを含む「自動車部品類」は約3万8千件で全体の1割強を占める。

日刊自動車新聞

高速道路だけで1日あたり900件以上の落下物があるんですね。想像以上の多さにビックリしました。

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運送会社の責任だけでなく自動車メーカーも考える時期に来ている

ネットユーザーの反応をまとめました。

・日常点検でスペアタイヤをチェックしても、スペアタイヤを物理的に吊り下げて固定しているだけなので、運転手や整備管理者が問題ないと判断しても、固定箇所の老朽化で突然ダメになることもある。
・運転手に故意や悪意はなくても「タイヤの脱輪」「操作ミス」「見落とし」があれば、重大事故に繋がる。そもそも、交通犯罪は、行為意図の有無では計れない。
・点検を怠ったと運転手や整備管理者だけを送検するのはどうなんでしょうか。スペアタイヤ落下事故が増えてきた段階で国交省も自動車メーカーと落下防止を真剣に協議すべき。
・高速バス・貸し切りバスは、途中バーストした場合、ブリジストンなどに来てもらい、タイヤ交換してもらい運行再開してました。トラックも同様に法律で決めて、スペアタイヤの吊り下げを無くした方が良いんじゃないかと思います。
クルマ関係の事件は総じて刑罰が軽すぎるのがどうしても納得できない。

みな事故に巻き込まれた遺族に配慮しながらも、真剣に「スペアタイヤ落下事故」について意見していた印象だ。とくに現場からは(同じような事故を繰り返さないためにも)安易に運転手や整備管理者のせいにするだけではなく、国とメーカーが「落下しないよう構造を再検討してみては?」という意見もあった。

たしかに日常点検などで確認しようにも、スペアタイヤを蹴ってブレがないか確認するくらいしか方法がなかったら、そうなりますよね。

ただ、競争激化による運賃の低下で「整備したくても整備できない。」の発言もあったが、亡くなった2名の方とその遺族の気持ちを考えると言い訳すらならない。整備そのものをすることができないのであれば公道に出る資格はない。

ボクも「経営難だから…。」と言われて命を奪われたくないです。

今後、このような悲しい事故を無くすためにも、整備管理者と運転手を処罰して終了…ではなく、国は運送会社、自動車メーカーと協力して、見直す点がないか協議して欲しいね。

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