事故惹起者が受ける特定診断Ⅰと特定診断Ⅱとは?どのような診断なの?

適性診断の中には、事故を起こした方が受けなければいけない特定診断があるのですが、会社から「受診してきなさい。」と言われたドライバーはどのような診断か不安に感じていることだと思います。

 

なにしろ特定診断は、事故惹起者用の診断です。知り合いのドライバーに受診経験のある人がいないか探してもいないので情報はありません。そのため、イメージばかりが先行し「ひょっとしたら、厳しい指導を受けるかもしれない…。」と危惧されている方もいるかもしれませんね。

 

そこで、今回は「事故惹起者が受診する特定診断とは?」についてまとめることにしました。不安な方はチェックしてくださいね^^

Sponsored link

1.特定診断とは?

事故惹起者用の特定診断には、2種類の診断があります。

 

特定診断Ⅰ(約2時間)…9,100円

① 死者又は重傷者を生じた交通事故を引き起こし、かつ、当該事故前の1年間に交通事故を引き起こしたことがない者
② 軽傷者を生じた交通事故を引き起こし、かつ、当該事故前の3年間に交通事故を引き起こしたことがある者

 

特定診断Ⅱ(約5時間)…29,300円

死者又は重傷者を生じた交通事故を引き起こし、かつ当該事故前の1年間に交通事故を引き起こしたことがある者

けっこうな金額ですね^^;

 

ここでよくある質問をまとめてみました。

 

Q1.事故を引き起こしたとは、もらい事故も含まれるの?

「事故を引き起こした」という表現の意味は、乗務員が第一当事者(過失大。事故の原因を作った者)であることを指しています。つまり、もらい事故などは関係ありません。

 

Q2.交通事故とは?

特定診断Ⅰ・特定診断Ⅱでいう交通事故は、「死者または負傷者」が生じた事故を指しているので、物損等の事故は含まれません。

 

2.特定診断Ⅰと特定診断Ⅱ、どちらを受診すればいいのかわからない

自動車事故対策機構などのHPを見ると、先ほど紹介したような内容が記載されているのですが、いざ事故が起きてしまうと「どちらの診断を乗務員に受診させていいのかわからない…。」と悩まれている方も多いです。

 

そこで、今回、フローチャートを作成してみました。もしも、事故が起きてしまったときには、いまから紹介するフローチャートを参考にするといいですよ^^

 

3.特定診断Ⅰの診断はどのような内容なの?

特定診断Ⅰはどのような内容なのでしょうか?

 

まず、特定診断では、初任診断や適齢診断と同じように、PCによる診断が実施されます。ちなみに、内容は全く一緒です。過去に初任診断を受けたことがあるはずなので、PC診断はイメージできるのではないでしょうか?

 

PCによる診断が終わった後、初任診断や適齢診断と同じようにカウセリングが実施されるのですが、カウセリングの内容は、初任診断を受診したときよりも、もっと踏み込んだものになると思ってください。

 

3-1.特定診断Ⅰのカウンセリングの内容は?

特定診断のカウセリングでは、当時、交通事故を起こしたときの交通状況や心理を聞かれます。そして、カウンセラーと一緒に「今後、交通事故を起こさないためにはどうしたらいいのか?」ということを考えることになります。

 

過去、この診断を受けたことのある乗務員の話では、あえて目を背けていた交通事故の状況の話を真剣に聞いてくれたので、心の中にモヤモヤが晴れた気がすると言っていました。

 

そして、交通事故と向き合うことができるようになった彼は、安全確認や車間間隔などを意識した運転がさらにできるようになったと話してくれました。

 

3-2.交通事故をしなくても特定診断Ⅰを受けろと言われることもある

大手の運送会社になると、人身事故ではなく物損事故であったとしても「運が良かっただけのこと」として捉え、特定診断Ⅰを受診するよう指示をしているところもあるようです。

 

なので、今回のフローチャートをしてみても「俺、該当していないのになぜ?」と思われる方もいるかもしれませんが、申し込めば「特定診断Ⅰ」は受診することができるので、その場合は、会社の指示に従って受診したほうがよさそうです。

Sponsored link

4.特定診断Ⅱとは?

特定診断Ⅱは「死者または重傷者を生じた事故」ですよね。…なので、該当者はあまりいないのですが、もしも、特定診断Ⅱが実施されるとしたら…どのような診断が行われるのでしょうか?

 

経験者に話を聞くと、初任診断や適齢診断とは違って【専門委員といわれる大学の先生】が対応していたとのことでした。その専門の先生が、事故を起こしてしまった受診者の運転傾向を明らかにしながら、交通事故に必要な運転行動を指導したりするようです。

 

ちなみに、地域によっては、乗務員にカウンセリングをするだけでなく、運行管理者にも話を聞くなどして、所属している運送会社そのものに交通事故の原因がないかどうか話を聞いたりするそうです。

 

まとめ!

交通事故を引き起こした方は、反省していても同じような事故を繰り返すケースがあります。それは、自分自身が気付かない運転上の悪いクセに気が付いていないからです。

 

だから、第三者によるPC診断やカウンセラーの診断はとても重要になります。

 

(交通事故を)認めたくない、認めるのが怖い…という気持ちがあって、カウンセラーに対して感情的に反発してしまうかもしれませんが、素直に心を開くと抱えていた重いものが軽くなり、今後の運転に真摯に取り組むことができますよ^^

Sponsored link

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

おすすめ記事

  1. 平成23年5月1日付の輸送安全規則の改正で点呼記録簿に「アルコール検知器の使用の有無」と「酒気帯びの…
  2. トラックの連続運転の時間はどのくらい? その後、休憩はどのくらい取ればいいの? このような…
ページ上部へ戻る
Copy Protected by Chetan's WP-Copyprotect.