運行管理者試験のテキストで結果を残すおすすめの方法5つ

運行管理者試験だけでなく、勤めている運送会社によっては、さまざまな資格(衛生管理者や危険物取扱者、高圧ガス製造保安責任者など)を取得しなければいけない場合があります。

もしも、試験勉強をしなくてはいけない状況になったとき、まずは「参考書」を購入したうえで勉強しますよね?

けれど、誤った勉強法では、効率が悪く時間だけが無駄に経過してしまいます。そのため「どのように参考書を活用すればいいのかわからない」と悩んでいる人が多いのです。

私は当時、↓を使用しましたが、このテキストをどのように活用したのか…その方法について紹介していきます。

1.1冊だけに集中する

私の同僚が運行管理者試験を受験しようとしたとき、参考書を1冊購入したのはいいのですが、しばらくして別の参考書をもう一冊購入していました。

学生の頃にも、知り合いにたくさんの参考書を持っていた人がいましたが、このような人って結構いるんですよね。あなたのまわりにもいたのではないでしょうか。

でも、参考書を何冊も持つのはNGなんです。

”東大首席が教える超速「7回読み」勉強法”の山口真由氏によると…

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勉強の出来は才能ではない。すべては、テキストを読み返す回数で決まる。たとえ、難しく、覚えにくい内容も、何度も何度も繰り返して読むうちに、自然と身につくようになる。

勉強だけの話ではありません。普段、会社に勤めているときも、この反復が自然と私たちの知識に影響を与えていることを実感できます。

たとえば、物流関係の仕事に従事していない人の中には、荷役を「にえき」と読む人がいます。インターネットでも意外と読めない漢字として紹介されていますので、決して恥ずかしいことではないのですが、普段、接していないとわからないものです。

また、トラック業界の用語も、物流関係以外の人は「?」になりますが、私たちは、普段、仕事で何度も耳にしているから、当然のように使用しています。

このように、反復は人の記憶に大きな影響力を持っています

試験勉強も同じです。
覚えるためには「反復」して記憶することが重要になります。

だから、数回、勉強して「俺は覚えられない。頭が悪い。」と結論付けるのではなく、「人の脳力は、1回で記憶することなんて”不可能”だ。覚えてなければ、繰り返し勉強が必要。」と割り切りましょう。

参考書を何度も何度も読みつぶすことが試験成功につながります。だからこそ、当ブログでは、1冊に集中して、反復勉強することが、シンプルだけど、ベストな勉強方法と紹介しているというわけです。

2.7回読みのコツ

私は、運行管理者試験の勉強を始めたころ、参考書を眺めていましたが、ルールは特に設けず、その日の気分によって勉強法を変えていました。

これは効率から考えると、すごく悪い例ですね^^;

いまの私なら、参考書を読み返すときは、先ほど紹介した”東大首席が教える超速「7回読み」勉強法”の山口氏が紹介する方法を用いて読みます。

とくに、これから資格取得のために参考書を買って、読もうとする方は、↓のような段階を経て進めていくといいですよ。

1回目 イメージを脳に刻む

新聞の広告などに週刊誌の見出しが書かれていることがありますよね。

たとえば「〇〇と△△、禁断の深夜の密会」とか。あれです。あの見出しだけで、私たちは、週刊誌がどのような内容が書かれているのかイメージできているはずです。

参考書を読むときも「章やタイトル・見出しを拾い読み」して、全体をイメージするところから始めましょう。タイトルと見出しの関係性など考えながら、読むといいですね。

全体の部分についても目を通しますが、コツとしては、太文字やラインが引かれたところなど、重要そうなところをサラリと読むくらいな感じです。

2回目・3回目 イメージした内容を少し補完

2回目と3回目の読み方は「1回目のイメージを少し補完する」ことになります。

2回目と3回目も流し読みでOKですが、参考書に書いてあることを、3行ずつくらいブロック分けにしたうえで、おおざっぱに読む感覚で進めてOKです。

ただし、1回目のイメージを大事にしつつ、ブロックごとの重要なキーワードや太文字を拾いながら読んでいきましょう。

4回目は普通に読む

4回目になると、参考書がどのようなことが書かれているのかイメージできるようになったことでしょう。脳も購入した参考書について受け入れ体制が整いつつあるはずです。

明らかな拒絶反応がなくなったところで、ここから普通の速度で読むことになります。しかし、まだ「覚えよう!」と意気込むのは早いです。

ココは、重要なキーワードや太文字を拾っていく感覚で読み進めましょう。

5回目から読み込み

ついに、5回目から「参考書を読み込む」ことになります。

意識としては「覚える」というよりも、参考書の各項目を見て、それぞれ何について説明されているのか自身でつかみながら進めていくことがポイントになります。

6回目 細かく熟読

6回目で意識すべきポイントは「細かく読み進める」ことになります。

具体例や太文字などの意味を理解しながら、参考書の要約を頭に描けるくらいの意識で読み進めましょう。

7回目は刻み込み作業

6回目で全体が頭に入ってきたと思いますが、7回目では「知識を頭に刻み込む」作業を行います。

「〇〇は△△だったよな。」など、まるで答え合わせするように自分に問いかけながら読み進めることがポイントです。

いかがだったでしょうか。

参考書をただ読むのではなく、段階的にステップアップさせ、脳に記憶を受け入れさせることを意識する―それが、参考書を活用する重要なポイントになります。

3.インプットだけで終わらせない

あなたの目的は、資格試験に合格すること
本を読むことではありません。

参考書を読んで「今日も勉強したな。」このように満足していないですか?
ノルマを達成した満足感はあるかもしれませんが、あなたの本来の目的を忘れてはいけません。

ベストセラー『学びを結果に変えるアウトプット大全』の著者で精神科医の樺沢紫苑氏は、

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普段行なっているインプットの97%は意味がない。脳が記憶として留めるのは「使う記憶」だけであるため、ただ情報を見たり読んだりするだけでは、少し時間が経っただけでその多くを忘れてしまう

このように述べています。

つまり、脳のとどめておくためには、脳に「この知識は残しておきたい重要な情報である。」という信号を送らなければ、そこで終わってしまうのです。

4.アウトプットの重要性

参考書を読み返すだけで終了してしまうのは、非常にもったいないです。参考書で知識を得るインプットを行ったら、次は”小テスト”を行うなど、アウトプットをお勧めします。

なぜ小テストがおすすめなのか―
これは、メンタリストのDaiGoさんの言葉が参考になります。

記憶は、インプットするときではなく、アウトプット…つまり、知識を出す、思い出したとき、定着するものだ。

後輩に仕事の説明をしていると、自分のほうが知識が定着してしまった…という経験はありませんか?これは、DaiGo氏の言うアウトプットによる効果が高いからだと思います。

試験勉強は、ひとりで行うのでアウトプットしにくいです。だからこそ、一時的に覚えた知識を思い出す作業(小テスト)を行い、知識を定着させる必要があるのです。

実験でも効果大の結果が出ている

アウトプットが必要な理由として、メンタリストのDaiGoさんの言葉を引用しましたが、2007年、ワシントン大学で発表された実験でも、小テストを刻むことが記憶の定着に効果がある―と発表されています。

その実験内容とは―

①テストをせずに復習する、②選択式のテストで復習する、③短答式のテストで復習する
以上、3つのグループで記憶の実験をしたところ、1か月後のテストでは、③のグループの成績がいちばん優秀だった―

小テストといっても難しく考える必要はありません。

市販の問題集や赤シートを使用すると、アウトプットを行いやすいと思います。特に社会人は、仕事が忙しく、時間が無いので、単語カードや自前ノートを作成するのは、おすすめしません。

▼おすすめの問題集

▼おすすめの参考書

はじめは慣れないかもしれませんが、何度も繰り返していくうちに、次第に記憶がスムーズに引き出せるようになります。それまで、何度も繰り返していきましょう。

インプットとアウトプットの黄金比率

参考書から得た知識を試験などに活用するためには、学んだことを実際に小テストなどで使用する「アウトプット」の重要性を書きましたが、その記憶を最も効率化する比率が―

インプット:アウトプット=3:7

であると、『学びを結果に変えるアウトプット大全』の著者・樺沢氏は述べています。

これは、先ほど、紹介した小テストだけでなく、後輩に仕事を説明した時と同じように話をするだけでも十分なアウトプットになります。

また、学びからの”気づき”として、A4用紙にまとめるなども効果あり。

試験勉強だけでなく、仕事においても、何か覚えなければいけないというとき、私たちはインプット偏向になりがちです。今後は、アウトプットも意識した対応をするといいですね。

5.コスパが悪いことはしない

参考書で勉強しているとき、コスパの悪い勉強法を採用していないですか?

「東大式節約勉強法」の著者の布施川天馬氏は、①考え込む、②わかったふりをすることほど、無駄なことはない―といいます。

運行管理者試験の勉強で言えば「事業報告書を提出しなければいけないケースはどのような場合か?」と考えたとき「何だったかな…?」とずっと考え込むのは時間の無駄というわけです。

布施川氏は、3分考えても何もイメージできないときは、すぐに「自身がわかっていない」と判断し、その答えを確認するようにしているそうです。

おすすめの参考書

私が運行管理者試験のときに活用したおすすめできる参考書は↓になります。とくに重要なところがわかりやすくなっている参考書はいいですね。

▼おすすめ問題集

▼おすすめ参考書

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