トラックドライバーの隔日勤務ってどのようなもの?

トラックドライバーの労働時間等の改善基準に拘束時間・休息期間の特例として「隔日勤務の特例」というものがあります。この「隔日勤務」を使用しているトラック運送会社はあまりみかけたことはないのですが、気になっている人も多いのではないでしょうか?

 

しかし、じっさいに隔日勤務についてインターネット上を調べてみても、詳しく書かれているサイトがありません。

 

そこで、今回は、隔日勤務をテーマに紹介していきたいと思います。少し極端な例になりますが、参考にしていただければ幸いです。

Sponsored link

1.隔日勤務とは?

まず、隔日勤務とはどのようなものでしょうか?

 

トラックドライバーの労働時間等の改善基準に書かれてある内容を見てみると…

・2暦日における拘束時間が21時間を超えない
・事業所内仮眠施設等において、夜間4時間以上の仮眠を与えた場合、2週間で3回を限度に、この2暦日における拘束時間を24時間まで延長可能
・ただし、2週間で総拘束時間は126時間が限度
・勤務終了後、継続20時間以上の休息時間が必要

この4点をおさえる必要があると書かれています。

 

ですが、これだけでは、隔日勤務とはどのようなものかピンときません。そこで、サンプルをひとつ準備しましたので、そちらを参考にしてみましょう。

2.とある1週間のサンプル

じっさいに隔日勤務を行おうとすると、先ほどの4点のルールのほかに「1週間の運転時間は2週ごとの平均で44時間が限度」や1か月の総拘束時間等、考慮しなければいけない点はあります。

 

ですが、とりあえず1週間、フル稼働した場合、どのような内容になるのかサンプルを見たほうがイメージしやすいかと思いましたので作成しました。

(サンプル)

 

それでは、先ほどの隔日勤務の条件をもう一度、見てみましょう。

 

・2暦日における拘束時間が21時間を超えない

①月・火、金・土 すべて2暦日で拘束時間は21時間以内になっています。

・事業所内仮眠施設等において、夜間4時間以上の仮眠を与えた場合、2週間で3回を限度に、この2暦日における拘束時間を24時間まで延長可能
②水・木は、夜間に4時間以上の仮眠を取っており、拘束時間24時間になっているが、2週間に3回を限度に使用できるため問題なし。

・ただし、2週間で総拘束時間は126時間が限度
サンプルでは、1週間しか紹介していないため、2週間目で調整の必要あり。
・勤務終了後、継続20時間以上の休息時間が必要
①月・火、②水・木、③金・土、いずれも継続20時間以上の休息あり。

いかがでしょうか?
サンプルでは、すべての条件を満たした内容になっています。

Sponsored link

3.隔日勤務のQ&A

隔日勤務で疑問に思われる点についてまとめてみました。

Q.事業所内仮眠施設等において、夜間4時間以上の仮眠を与えた場合、2週間で3回を限度に、この2暦日における拘束時間を24時間まで延長可能だが、車内ベッドでは対応は不可なのか?

A.車内ベッドは認められていない。ベッドがある建物(営業所など)の必要あり

Q.夜間4時間以上と記載されているが、連続でなければいけないのか?

A.連続した4時間でなければいけません。

Q.休日の取り扱いは?
勤務終了後、継続20時間以上に加えて、24時間与える必要があります。

まとめ!

タクシーなどでは使われるかもしれませんが、トラック運送業界においてはほとんど使用されることがない隔日勤務について紹介しました。長距離輸送でも1日走って1日休みのは非効率的ですし、同じ特例なら分割休息などを活用したほうが効率的です。参考まで。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

おすすめ記事

  1. 平成23年5月1日付の輸送安全規則の改正で点呼記録簿に「アルコール検知器の使用の有無」と「酒気帯びの…
  2. トラックの連続運転の時間はどのくらい? その後、休憩はどのくらい取ればいいの? このような…
ページ上部へ戻る
Copy Protected by Chetan's WP-Copyprotect.