【Gマーク】事故防止対策マニュアルの作成法の徹底攻略

Gマークの書類作成は進んでいますか?

初めてGマークの書類を作成する担当者は、どのように作成していいのか戸惑いを感じてしまい、不安になっていることだと思います。

ですが、心配する必要はありません。
コツさえ掴めば合格するための書類を揃えるのはとても簡単です。

今回は、評価基準Ⅲの自認事項Ⅰ「事故防止対策マニュアルを活用している」の書類の作成方法やまとめ方について紹介していきます。

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1.マニュアルの条件は?

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(出典元:全ト協「Gマーク申請書」)

自認事項Ⅰ「事故防止対策マニュアルを活用している」の配点は↑の【判断基準】に書かれているように、2点満点でマニュアルの内容で2点もしくは1点加点されます。

言い換えれば、全ト協が望む正しいマニュアルを添付すれば、確実に2点取得できる項目なのです。

では、どのようなマニュアルを選べば2点獲得できるのか、そこを解説していきます。

2点加点されるマニュアルの条件

2点加点される条件については、↓のとおり【具体的内容】にすべて書かれています。

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(出典元:全ト協「Gマーク申請書」)

ココで絶対に見落としをしてはいけないポイントが2点あります。
それは…

① イラストや写真・具体的内容を多数盛り込んでいる
② 条件に合った内容である

になります。

この2つをおさえておけば、間違いなく加点されます。
すごく簡単だと思いませんか?

逆にいえば【簡単だからこそ、絶対に落とせない項目】でもあるのです。
だからこそ、しっかりとおさえておいてくださいね。

それでは、①と②について解説していきます。

ポイント1.イラストや写真・具体的内容を多数盛り込んでいる

【イラストや写真・具体的内容を多数盛り込んでいる】マニュアルとは、どのようなモノを指すのでしょうか?

①従業員がわかりやすいようにイラストや写真が多数入っている。
②具体的内容が盛りだくさん。

つまり、小難しく、文字だけならべたようなマニュアルではダメだということです。

なので、自社にマニュアルがある場合、①イラストや写真がたくさん入っているのか、②具体的内容で書かれているのか、をかならず確認してくださいね。

ポイント2.条件に合った内容である

次は、どのようなマニュアルであれば、全ト協から評価されるのか―その中身について、解説していきます。

↓の【具体的事例】では…

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運転マナーや安全運行確保・運転方法など、公道を走行したときの輸送の安全に関する内容が多いことに気がつきます。

逆に、加点されない【除外事項】は、公道以外の内容が多いです。
たとえば、構内作業や荷役作業といった内容ですね。

運送会社の安全会議では、荷主の要望で議題にあがりやすいのですが、労災に関することなので、残念ながら、Gマーク評価の対象外として扱われていますので注意しましょう。

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2.自社にマニュアルがない場合の対処法

「Gマークを検討している。
けれど輸送安全に係るマニュアルがない…。」

悩まれている担当者もいることでしょう。

安心してください。

大手の運送会社以外は、自社独自の輸送安全に関するマニュアルを持っていないことが多いです。

そのため、この項目では、自社独自のマニュアルを作成しなくても市販のものでもOKということになってます。

つまり、全日本トラック協会が配布している安全対策マニュアルでも問題ないということになります。

実際に、私が申請を行うときには、全ト協で公開している「安全対策マニュアル」を添付して提出し、いつも加点されています。

check!
マニュアルは市販でもOK!
全日本トラック協会が配布している安全対策マニュアルでも問題ない

3.全ト協配布のマニュアルで評価されるモノとは?

全ト協のHPで”無料”公開している中に、Gマークの条件に合った(2点加点の)研修本が公開されています。その代表的なモノのひとつが、次の「トラックドライバーの心構え」です。

↓のテキストは全日本トラック協会のHPからダウンロードできる冊子です。

(表紙)

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(中身)

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中身を見て気がついたと思いますが、図解(イラスト)でわかりやすい内容になっていますよね。しかも、乗務員にもわかりやすいよう、具体的内容も含めて記載されています。

私が、過去、Gマーク申請したときも、この冊子を活用して、2点加点してもらいました。

みなさんも自社に輸送の安全に係るマニュアル本がないというときは、全ト協で公開している研修本を活用すると確実ですよ。

ちなみに、この自認項目については、マニュアル本のコピ―を複数添付しても問題ありません。仮に複数添付したとしても、2点加点される冊子が1冊でもあれば、2点加点されるからです。

もしも、自社マニュアルだけで加点されるか不安だったら、保険として全ト協のマニュアルを併せて添付しておきましょう。

check!
全ト協が無料公開している研修本の中で”トラックドライバーの心構え”がオススメ

4.マニュアルの入手法は?

では、どこでマニュアルを手に入れればいいのでしょうか?

じつは、各県トラック協会に電話すれば、現物が手に入ります。
(予算の関係上、冊子の印刷は廃止したようです。)

すぐに手に入れたいのであれば、全ト協ホームページでPDFバージョンが手に入ります。まずは、全日本トラック協会のホームページ(http://www.jta.or.jp/)に訪問しましょう。

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上のメニューを見ると「会員の皆様へ」があるのでクリックします。
すると…こんどは左のメニュー欄に「主な刊行物」というメニューが出てくるはずです。

この「主な刊行物」をクリックすると…

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はい、ありました。
これをダウンロードすれば、自認項目①はクリアできますよ^^

5.マニュアルのコピー方法は?

全ト協のマニュアルを使用するといっても、手を抜いてはいけません。過去に加点されなかった例として、次のようなケースがあります。

・すべて印刷せず、表紙やメニューだけコピーしていた。
・A4サイズにしていなかった。

ただ、マニュアルによっては、枚数が多く、かなりコピーをしなければいけません。

紙の節約術!

Gマークの提出資料はすべてA4サイズに統一しておくことが重要です。その条件を満たしたうえで、この項目での紙の節約術について紹介していきます。

1.両面印刷OK
2.A41枚に2ページ表示でもOK
 ※コピー機によってはできない場合もあり

これらの方法を用いれば、紙はかなり節約できます。

まとめ!

Gマークの申請案内を見るとわかりにくいのですが、かならずしも自社の事故防止対策マニュアルを添付する必要はありません。

全ト協のHPなどで配布されているテキストなどを使えば加点される項目なので、あきらめずに必ず添付するようにしましょう。

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