自認事項2.事業所内で安全対策会議を定期的に実施しているを徹底攻略!

Gマークの申請書類を目にするとたくさんの文字が…。
短期間で審査をクリアするにはかなりの時間と手間が必要です。
なので、私は時間をつくって県ト協が主催するGマーク説明会に参加してきましたが…Gマーク講師の説明がわかりにくく、いつの間にか眠ってしまいました笑
そのため、後日、かなり苦労する羽目になったのですが、今回は私の苦い経験から、これからGマーク申請をされる事業者は私がGマークを作成した体験談を紹介しています。手抜き…もとい、確実に書類をそろえたい担当者様はぜひ参考にしてください。
1.評価対象は?
まずは自認事項2のタイトルを見てみましょう。
タイトルは「事業者内で安全対策会議を定期的に実施している」になっていますよね。
これをイメージしやすい言葉に直すと…
事業所内で ・・・ 申請する営業所内で(あなたの所属する営業所内で) 安全対策会議を ・・・ 公道での安全運転に関する会議(研修ではありません。)を 定期的に実施 ・・・ 年に何回実施しているか? |
ということになります。
ちなみに評価対象になる期間はぜんぶで2通りあります。
① 過去1年に2回実施しているか。
② 過去3年間に1年に1回、合計3回実施しているか
です。
毎年、コツコツ安全会議を実施して議事録を残しているのであれば、①でも②でも選択することができます。でも、安全会議を議事録に残していない。または実施していないのであれば、間違いなく①を選択したほうがいいです。
2.評価の対象期間は?
7月上旬からGマークの受付期間が始まります。
もしも、受付から1~2か月前など、いますぐGマークの資料を準備しなければいけないのであれば、先ほどご紹介したように「①過去1年間に会議を2回実施した結果」を提出するのが無難です。
なぜ、「①過去1年間に会議を2回実施した結果」を選択したほうがいいのかというと、1年間に2回実施した議事録を添付すればいいので、極端な話、5月と6月に実施した会議を添付しても認められるわけです。
時間がない場合の対応法!
たとえば、いま6月で受付まで1~2週間しかないのであれば、5月と6月に実施した会議のことを思い出しながら、PCで議事録を作っちゃいましょう。(不正を推奨しているわけではありません笑)
ちなみに、Gマークの提出資料に共通していることなんですが、会議や研修会のテーマは公共道路での「交通事故防止」でなければいけません。労働災害や構内作業、荷役作業についての内容は評価対象外なので注意してくださいね^^
3.提出資料
自認事項②で用意しなければいけない書類は全部で3つ。
① チェックリスト ② 会議の議事録 ③ 会議で使用した資料 |
この3つです。
チェックリストは最後の確認のために利用するものなので説明は省きますが、担当者が準備するものは、判断基準に沿った「会議の議事録」。そして「会議の資料」になります。
4.議事録の作成方法
安全対策会議の議事録を思い出して作成しようとしても、どのように作成すればいいのか迷いますよね。だから、私が全ト協に提出した資料をもとに議事録のサンプルを準備しました。
このような感じです。
それではポイントを紹介していきますね。
Point① 「いつ・どこで・だれ・内容」を入れる
議事録には…
① いつ(実施した年月日)
② どこで(実施した場所)
③ だれを対象に(参加者名)
④ 内容は?
の4点を入れなければいけません。
サンプルでいえば…
【赤で囲んだところ】ですね^^
逆にいえば、この4点が確認できなければ、加点の対象外になってしまうので注意した方がいいですよ。
Point② マーカーを忘れずに引く!
さらに、
「出席者にマーカーする」
「車両の交通事故防止に関する内容にマーカーする」
この2点を忘れずにしなければいけません。
サンプルではー
灰色で色をつけているところですね。
このルールを守った議事録が用意できれば問題なしです。
Point③ 会議の名称を統一する
「具体的内容」に同一種類の会議でなければいけないことが明記されてます。
つまり、
○ 1回目・安全対策会議 2回目・安全対策会議
× 1回目・安全対策会議 2回目・KYT活動 |
ということになります。だから、私はわざとらしくタイトルを「第1回 安全対策会議」「第2回 安全対策会議」という名称にしました。
なお、たとえタイトルが異なっていても、1回目A班・2回目B班の会議が同じ内容であれば、グループ毎に実施しただけで1回の会議しか実施していないとみなされ、会議1回分のカウントしかされないので注意してくださいね。
5.会議の資料は全ト協の刊行物を利用する
Gマークで面倒なのが、会議で使用した資料を準備することです。自社で資料をそろえるとなると、なかなか大変ですから。そこで「自認事項1.事故防止対策マニュアル等を活用しているを徹底攻略!」 で紹介したように、全ト協の刊行物を利用して添付するのが楽だし、確実でいいと思います。
なお、判断基準の関係上、最低でも2回分の会議資料がいるので、2種類以上の資料をダウンロードして欲しいのですが、輸送の安全(公道での安全運転の仕方)に関する資料を選択することになります。
では、全ト協の主な刊行物のページに行きましょう。
⇒http://www.jta.or.jp/coho/publication/publication.html
ただ、全ト協HPを見ても交通事故防止に係る資料って案外ないんですよね…
その中から、利用できそうな資料3点をピックアップしました!
「交差点での事故を防げ」
「飲酒運転防止マニュアル」
「トラクタ・トレーラ安全・安心な輸送のために再確認を!」
この3種類の刊行物はページ数も少ないのでプリントアウトする枚数も少なくて済みます。なので、けっこうオススメです。
(当時在籍していた)会社では、第1回目の資料には「交差点での事故を防げ」のみ。第2回目の資料には「飲酒運転マニュアル」「トラクタ・トレーラ安全・安心な輸送のために再確認を!」を添付しました。
あ…疑われないように言っておきますが、きちんと資料を利用して従業員に安全教育を実施していますよ^^
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