Gマークの巡回指導を受ける前に確認しておきたい項目5つ

安全性評価優良事業所(Gマーク)を申請すると、特例申請の一部を除き、巡回指導が行われます。

2年に1度行われる通常の巡回指導と中身は一緒ですが、巡回指導の結果がGマークの評価点数(Ⅰ.安全性に対する法令の遵守)の一部にもなるので、うっかりミスをしたくないですよね。

では、もしも、あなたの運送会社でGマーク巡回指導が行われるとき、どの点に注意しておけばいいのでしょうか?

今回は「Gマーク申請時に行われる巡回指導で減点されるともったいない5つ」について解説していきます。

1.過去1年間に入社してきた運転手には注意!

過去1年間に入社してきた運転手がいないか確認してください。(すでに全員分の運転者台帳を作成している場合は、入社年月日を確認することをオススメします。)

最近、入社している運転手がいないのであれば問題ないのですが、もしも該当する運転手がいれば、巡回指導で適切な教育を受けさせているのか入念にチェックされます。

とくに確認される項目は次の3つ。

①運転記録証明書の取得
②特別な指導の記録保存(3年以上のブランク・未経験に限る)
③初任診断の受診

あなたの運転手には①~③の書類がそろっていますか?

なかでも、①は、年1回、全員分の運転記録証明書をかならず取得している運送会社は要注意です。

毎年、全員分、取得しているなら洩れがないように思えますが、本来、新たに雇い入れた運転手については、運転する前に運転記録証明書を取得する必要があります。

そのため、たとえば、年1回6月に全員分、運転記録証明書を取得している運送会社の場合、7月に入社してきた運転手については、翌年6月までの間、計11か月も運転記録証明書を取得していないことになります。

その空白期間に巡回指導に来られたら、残念ながら指導の対象になるというわけです。

新たに雇い入れた運転手については、その都度、運転記録証明書を取得しなければいけないことを忘れないようにしましょう。

注視されているのは教育だけではない

新たに雇い入れた運転手で注視されているのは、教育の実施状況だけではありません。

次の保険・診断・台帳等の帳票類が揃っていなければいけません。

①雇用保険・労災保険・社会保険・健康保険などの保険関係
②雇い入れ時の健康診断
③運転者台帳の作成

この3点も運送会社が行っていないことが多いので、あえて適正化事業実施機関は、入念にチェックしていますので気を付けましょう。

2.65歳以上の運転手もターゲットにされる!

新たに雇い入れた運転手以外にも気を付けておくべきなのは『65歳以上の運転手』になります。

65歳以上になると…

①適齢診断の受診結果
②診断結果に基づく教育記録簿

①・②が必要になりますよね?

とくに、②の適齢診断の受診結果に基づいた社内教育の教育記録簿を作成していない運送会社が多いのです。

適齢診断の場合、診断を終えたら終わり…というわけではありません。

診断結果に基づいて、今後、運転をどのように行うのか振り返り(社内教育)が必要になります。そして、社内教育の結果を”教育記録簿”にまとめ、保存する必要があるのです。

初任診断の教育について把握している運送会社は多いのですが、適齢診断後の特別指導と教育記録簿の記録保存については、存在そのものを知らないケースが多いので注意しておきたいところです。

教育記録簿の項目は、Gマーク点数が高いです。
かならず記録保存しておきましょう。

3.運行管理者・整備管理者手帳の未提示

油断しておくと減点されやすいのが、運行管理者・整備管理者の受講状況です。

運行管理者・整備管理者が巡回指導に立ち会っていない場合、管理者本人が手帳を所持したまま仕事で外出していることがあります。

そのため、巡回指導では手帳を提示することができず、減点されることがあるのです。

だから、巡回指導が行われる前に…

①手帳をコピーしておく
②手帳を預かる

①・②どちらかを行い、巡回指導で対応できるようにしておくことが重要です。

4.就業規則・36協定の未提示

労働基準監督署に届出した就業規則や36協定などを社労士・行政書士の先生がそのまま所持していることがあります。

コピーでも構わないので、事務所に保存していれば問題ないのですが、手元にないのであれば指導されてしまいます。

すぐにFAXで取り寄せることができればいいのですが、たいていは難しいでしょう。

たとえ、労働基準監督署に届出していたとしても、手元にない場合、巡回指導で提示することができないため、減点される可能性があります。

そのため、巡回指導の実施日が決まったら、事前にFAXしてもらう(労働基準監督署の受付印があるもの)など対策をしておきましょう。

5.定期点検記録簿の未提示

定期点検記録簿は、営業所の事務所に記録保存しなければいけません。(努力義務)

しかし、3カ月・12カ月定期点検などを認証工場を通じて実施していても、たいていは、トラックに定期点検記録簿の控えを置いたままにしていることが多いです。

定期点検記録簿の控えをコピーしていないと、巡回指導の当日、すでにトラックは出庫しているため、定期点検記録簿を提示できないという事態もあり得ます。

Gマークの評価では定期点検記録簿の配点は3点とかなり高いですので、営業所の事務所にコピーを記録保存する習慣をつけて、すぐに提示できる環境を整えましょう。

まとめ!

巡回指導で指摘されやすく、減点されるともったいない5項目について紹介しました。

Gマークを取得するためにもケアレスミスは避けて、基準点数以上を取得し、合格できるようにしましょう^^

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