65歳以上が義務のトラックの適齢診断とは?

最近はどこの運送会社もドライバー不足なので、以前までは考えられなかった【65歳以上の高齢運転者】を嘱託として継続雇用している運送会社も多いのではないでしょうか?

ちなみに、私の知り合いのドライバーには70歳台の方もいます。
社長からの信頼もあついのですが、やはり背景にはドライバー不足があるのが現状です。

ただ、急にドライバー不足の状態に陥ったので、初認診断については、ある程度、知っていても【適齢診断】については、よくわからない…という人もいます。そこで、今回は義務である適齢診断について紹介していきたいと思います。

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1.適齢診断とは?

適齢診断とは、65歳になった日から1年以内に受診させなければいけない義務の診断になります。(その後、3年に1度の受診する必要があり)

その適齢診断の内容ですが、簡単にまとめると…

「① 夜間力検査」
「② PCによる適性診断」
「③ カウンセリング」

の3項目を受けることになります。

2.夜間視力計による検査

出典元:http://www.kowa.co.jp/

適齢診断は【夜間視力計】を用いた視力検査が行われます。

ちなみに、私の知り合いが適齢診断で使用した機器は【コーワの夜間視力計】でした。自動車事故対策機構の支所によっては、夜間視力計の機器が異なると思いますが検査の内容はほぼ同じです。

↓に夜間視力計の内容をまとめていますので、参考にしてくださいね。

(診断の内容)

① 30秒間、明るい画面を見た後、画面がパッと暗くなります。

② 画面が暗くなると、真ん中にうっすらと、視力検査などで見るC(ランドルト環)が表示されます

③C(ランドルド環)の穴が空いている方向がわかったら、手元にあるレバーを同じ方向に倒します。(機器によってはレバーがなく口頭で答えるところもあります。)

夜間視力計の診断のイメージはできたでしょうか?

C(ランドルド環)の穴が空いている向きが「上・下・左・右」か回答するまでにかかった秒数によって、夜間視力の評価が決まるのですが、たとえ答えることができなくても、「明日から運転してはダメです!」と言われることはありませんので、リラックスして診断にチャレンジしましょう。

そのほうがぜったいにリラックスできて、うまくいきます。
それに回答権は2回あるので、焦る必要もありません^^

ただし、気を付けることがひとつ。

係員から事前に聞かれると思いますが、目の病気(緑内障や、白内障)などある場合は、夜間視力の検査はできません。もしも、過去に目の病気に合ったことがある人は、隠さず、係員に申告してくださいね。

夜間視力を行う理由

トンネルから抜けたときに、目が眩しくてよく見えなくなるときがありますよね?
そのときを想定した診断になります。

3.PCによる適性診断(登録作業)

出典元:http://www.ichikawa-unsou.jp/

適齢診断のメインは、PCを使った診断で、診断時間も約1時間~2時間(個人差あり)になります。

係員から適性診断を受けるための手順について説明がありますが、そのとき、「氏名・生年月日・会社名、免許の種類、運転経験」等、入力するよう指示があります。

その指示に従って必要事項を打ち込んでいくことになりますが、その中で特に気をつけて欲しい点があります。

それは、【適性診断の種類の選択】です。

適性診断には「一般・初任・適齢・特定」などさまざまな種類があります。今回、65歳以上が受診する適齢診断を希望しているので、かならず「適齢診断」を選択してください。

仮に別の種類の診断を選択してしまうと、気がついた時点で1からやり直し。
最悪の場合は、追加料金を取られる可能性もあります。

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4.PCによる適性診断(診断)

一般診断や初任診断と異なり、適齢診断は特別な内容になっているのかと思いきや…基本はPCを使った操作で診断を進めていくことになります。診断の順番は若干異なりますが初任診断と同じ内容です。だから、過去に初任診断や一般診断を受診したことのある人は、拍子抜けしてしまうかもしれませんね^^

1.性格特性(問診方式)

①感情の安定性

②協調性

③気持ちのおおらかさ

④他人に対する好意

2.態度特性

①CGシュミレーション方式

②問診方式

※①、②いずれか1つ選択

3.視角機能

①動体視力(水平方向)

②眼球運動

③周辺視野

4.運転傾向

①判断・動作のタイミング

②動作の正確さ

③注意の配分

④危険感受性

4.カウンセリング

適齢診断を受診すると、受診結果表を2部(①本人控え用、②会社の指導要領)発行してもらった後、その診断結果表をもとにカウンセラーから安全運転についてお話があります。

とくに項目の中で評価が低かったところは、事故に繋がる特性(クセ)が付いている個所でもありますので、日頃、どのような運転をしているのか?今後、どのような運転をしていけばいいのか?一緒に考えていきましょう。

5.適性診断の見方

適性診断の結果の良し悪しよりも、「事故を防ぐ運転がわかっていない」または「わかっているつもり」いまの状況から、事故防止の運転ができなかった原因を【気付く】ことが重要です。

とくに高齢運転者は、

①判断・動作のタイミング ⇒加齢とおもに「早過ぎ」の傾向が出てくる

②動作の正確さ ⇒ 反応時間が長い。誤反応が多い

③注意の配分 ⇒ 高齢になればなるほど、1点集中しやすくなる

このような傾向が多くなります。

これらは、すべて事故惹起運転者に見られる特徴と一致するので、年齢を重ねれば重ねるほど、気をつけなければいけないんですね。

また、動体視力や眼球運動、周辺視野などの視力も衰えが激しくなるので、それらを意識した、車間間隔や速度で運転しなければいけないので気を付けていきましょう。

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コメント

    • 不破
    • 2019年 3月 28日

    65歳以上の運転手を今月採用しましたが、以前勤めていた会社で昨年の10月に適齢診断を受け半年しか経過していません。この運転手について速やかに適齢診断を受けさせる必要はありますか。運転手個人として有効なものなのでその写しの提供を受けることで問題ありませんか。

      • トラックの杜
      • 2019年 3月 28日

      ご質問ありがとうございます。

      初任診断については、過去3年以内に受診し、かつ、その記録を入社した運送会社に提出すれば改めて受診させる必要はないのですが、適齢診断にはそのような特例はありません。つまり、65歳以上の運転手を雇い入れた場合は、たとえ、半年前に受診していたとしても、改めて受診させる必要があります。

      国に確認したうえでの回答ですが、念のため、受診機関に確認したうえで判断することをおすすめします。

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